【あの一言】
ウクライナで原発危機・原発の施設に攻撃が
毎日新聞論説委員・元村有希子 原発が戦場になるという事態にわれわれは直面している。これは第一次世界大戦でも、第2次世界大戦でも経験したことのないこと。ひとつは直接の砲撃で原子炉が壊れ、爆発してしまうというリスクに加え、電源が断たれることにより冷却機能が失われ、メルトダウンしてしまうリスクが考えられる。もうひとつはヒューマンエラー。サポリージャ原発に閉じ込められているウクライナ人の職員たちは精神的にも追い詰められかなり疲労している。繊細な管理が必要な原発がヒューマンエラーで事故を起こしてしまう可能性もある。一番求められているのはあの一帯を非武装化すること。
2022/09/04 TBSテレビ[サンデーモーニング]
IAEA・グロッシ事務局長(VTR) 私の任務は原発事故を防ぎ欧州最大の原発を維持するための技術的なものだ。
2022/09/04 TBSテレビ[サンデーモーニング]
原子力コンサルタント・佐藤暁(VTR) 偶発的に非常用ディーゼル発電機が停止することで、全交流電源の喪失状態に陥ってしまう可能性がある。その結果、メルトダウン現象に陥るなど、福島第一原発事故に匹敵するような事故になってしまう可能性はある。
2022/09/04 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元外務事務次官・藪中三十二 ロシアが原発を軍事基地化していることが大問題。大事なことはIAEAがちゃんと入って常駐し、見える化を図り、原発内では安全が守られ戦闘行為が行われないということを最低限確保しなければならない。ウクライナは南部では反撃に出ようとしているが、サポリージャ原発についてはウクライナ側も自制が必要。
2022/09/04 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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