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スペシャル あの一言
2024年05月18日(土)
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【あの一言】
電力不足の原因・電源に加え蓄電にも
東京大学教養学部・環境エネルギー科学特別部門・客員准教授・松本真由美
車載用電池、定置用蓄電池共に2015年、2016年頃はパナソニックなど日本の企業が中国や韓国のメーカーと競っていた状況だったが、2020年になると、韓国や中国のメーカーに席巻され、このままで危ないという危機感を持っている。日本の蓄電池が競争力を高めていくことは必要。例えばトヨタ自動車がパナソニックとの協業で蓄電池やハイブリッド自動車の電池の製造を行っていて、今後国も支援して1000億円基金で蓄電池の製造拠点を作るとしている。そういう中で中国のCATL、韓国のLGエナジーソリューションが1位、2位を独占し、日本のパナソニックは3位に抜かれてしまった。このままいくとさらに差が広がる可能性がある。リチウム、コバルト、半導体の調達が難しくなる中、CATLは自動車メーカーとの間で複数年の契約をしているので中国の蓄電池メーカーがかなり強い状況になってきている。
2022/07/09 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]

経済産業省・商務情報政策局・電池産業室長・武尾伸隆
リチウムイオン電池の基本原理は1985年にノーベル化学賞を受賞した吉野彰が発明した。その成果をもとに初めてソニーが1991年に製品化した。つまり蓄電池の技術は日本がリードしてきた。
2022/07/09 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]

経済産業省・商務情報政策局・電池産業室長・武尾伸隆
(日本で蓄電池が普及しない理由の)1つとして一般家庭や事業者が導入するにはコストが高いことがある。さらに、系統用に入れる大型蓄電池は新分野ということもあり、ビジネスをする環境がまだ整っていない。例えば電気事業法においても電池を入れる事業そのものが位置づけられていなかった。つい先日の国会で初めて位置づけられた状況で、そういう電力を使ってビジネスをする人達の市場や環境整備が今は発展途上にある。現在日本は電力を市場で取り引きする調整力、需給力を作っている段階。
2022/07/09 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]

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