【あの一言】
「持たざる国」日本・いま何が必要なのか
明星大学教授・細川昌彦 半導体と一言で言っても、サプライチェーンの中のチョークポイントを見定めることが大切。半導体の製造プロセス全部が自分達の国で完結する必要はない。一番大事なところを押さえているかどうかが重要。例えば、半導体製造に露光装置というのがあるが、その装置の最先端は実はオランダが押さえている。量子コンピューターであれば冷却器で絶対冷蔵マイナス273度を安定的に作り出すことが必要になる。これはフィンランドの企業が世界の6~7割を押さえている。このようにチョークポイントを見極めて、そこの技術を育て流出しないように守っていくことが大事。
2022/06/22 BS-TBS[報道1930]
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