【あの一言】
対中姿勢に“温度差”
番組アナウンサー 南シナ海をめぐるASEAN各国の姿勢を見てみると、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ブルネイは中国と領有権を争っている。ベトナムは中国に強く反発し、シンガポールは中国に懸念を示している。タイは干渉しない姿勢であり、ミャンマー、カンボジア、ラオスは中国寄りの姿勢を示している。
2022/06/13 BS日テレ[深層NEWS]
明海大学教授・小谷哲男 特にASEANは考え方がバラバラで、どのようにまとめるかは常に難しい問題。バイデン政権としても東南アジアを重視していて、ワシントンにすべてのASEAN首脳を呼ぶこともあった。今回引き続きオースティン長官が東南アジアの訪問を続けているが防衛面でも東南アジアとの関係を強化したいと考えている。太平洋島嶼国でも中国が影響力を増していて米国としてはどのようにこの状況を挽回するかということが大きな課題。米国はどの国に対しても威圧する状況を作らないように気を遣っており、中国寄りの国に圧力をかけることが難しいというジレンマがある。
2022/06/13 BS日テレ[深層NEWS]
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