【あの一言】
<特集>低迷する日本の半導体産業・取るべき対応は?
東京大学先端科学技術研究センター特任講師・井形彬 日本にとって重要なことは、競争相手は中国だけではないということ。米国も欧州も儲けを狙っている。日米2国間だけでは米国に押し切られる。中国を意識しつつ米国に押し切られないようQuadのインド、オランダ、或いはEU等と連携しながら、米国のやり方が理不尽であればNoを突きつけ、米国寄りの第三極をリードするユニークな立ち位置が今後有効になる。
2022/06/13 BSテレ東[日経ニュースプラス9]
東京大学先端科学技術研究センター特任講師・井形彬 半導体製造装置は日本31%、米国45%、欧州22%で、欧州の大半はオランダが作っている。少し前から日本、米国、オランダの3ヶ国が最先端の半導体製造装置の中国本土への輸出を急にやめている。これは米国政府から各国にある程度圧力がかかっているから。中国に最先端のものが渡ると、中国本土で最先端のものが物凄く安価に作られてしまう。長期的に見てマイナスになるため、経済的に梃子を効かせている。日本もこうした形で優位性を保っていく事が重要。中国は今追いつけ、追い越せとやっているが、半導体製造装置を止められたことはかなりの打撃。
2022/06/13 BSテレ東[日経ニュースプラス9]
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