【あの一言】
台湾有事でバイデン大統領・防衛関与を明言・中国は反発
元外務事務次官・藪中三十二 従来からあった核抑止については日本の中から心配する声が上がっており、その一例として核シェアリングというのが出てきた。これは米国の核の傘では不十分だとの思いがあり出てきた言葉。そこで米国は拡大抑止を提供すると言い始めた。
2022/05/29 TBSテレビ[サンデーモーニング]
毎日新聞編集局長・元村有希子 日本の外交力がこれから本当に問われる局面となる。安倍元首相が「7兆円近い相当額を積み増すべきで、その財源は国債で賄うべきだ」「日銀は子会社みたいなものだ」などと外野からいろんなことを言っている。そういう浮足立った対応というのをしていると外国から舐められてしまう。ここは岸田首相がリーダーシップを発揮し、安全保障環境を見据えた上で、どこになんのお金を使うのか、防衛力の強化だけで済むのか、外交力できちんとできないのかということを、国会を含めしっかりと腰の据わった議論をするべき。
2022/05/29 TBSテレビ[サンデーモーニング]
寺島実郎 一番大事なのは日本のスタンス。現実を直視し、賢く創造的にアジアに関わっていく戦略をしっかりと見つめないといけない。世界を権威主義的な陣営と民主主義陣営に分けて分断していく流れの中で、日本はもう一歩創造的なスタンスを取る必要がある。例えば去年、日本の貿易において中国との貿易は23%で米国との貿易は14%だった。中国を含むアジアでは53%の割合を占める。つまり日本というのはアジアに依存して飯を食っている国。日本は米中が対立していると思っているが、米中がやっているのは選別的対立。去年の米中貿易は6574億ドルで日米貿易の3.1倍で、今も増え続けている。日本は的確で主体的なスタンスを取る必要がある。
2022/05/29 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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