【あの一言】
米国“防衛義務”果たさせるには
笹川平和財団上席研究員・小原凡司 核の問題を扱うときに2つのジレンマがある。日本が欲していないときに米国が核兵器を使ってしまうこと、日本が使って欲しいときに米国が核兵器を使ってくれないこと。これを解決するためにはある程度日本が意思決定に関与できることが重要。核の共有はNATO型をイメージするので現実的ではないという議論になりがちだが、極端な話をすると、NATO型以外にも日本が実際に核を運用しなくても米国の核運用の意思決定ができるというのが可能になれば、それはニュークリアシェアリングの意思と考えられる。ニュークリアシェアリングもタブーを排して議論するべき。
2022/05/11 BS日テレ[深層NEWS]
|