【あの一言】
ウクライナ危機の裏で北朝鮮は
慶応義塾教授・礒崎敦仁 もともと北朝鮮は兵器開発を進める方針であったが、ウクライナのように核を持っておらず、きちんとした抑止力を持っていなければ、敵対国家から攻撃を受けてしまうという思いを強くした。今回のロシアのウクライナ侵攻は北朝鮮の核開発を背中から押すような役割を果たしている。
2022/04/21 BSテレ東[日経ニュースプラス9]
慶応義塾教授・礒崎敦仁 ウクライナ侵攻で北朝鮮はベラルーシと共にロシアにすり寄っているように見えるが、その事実を北朝鮮国内では全く知らせていない。労働新聞や朝鮮中央通信にはウクライナの報道は皆無で、国民はウクライナで何が起きているかを知らされていない。このことは北朝鮮のおかれた非常に矛盾した立場を表している。今は反米ということで北朝鮮は友好国であるロシアにすり寄っているが。ウクライナ侵攻は構造として大国ロシアが小国ウクライナを侵略するもの。これは北朝鮮が本来は米国を批判する材料に使ってきたロジック。国民に対しウクライナ侵攻の説明がなかなかつけられずにいる。
2022/04/21 BSテレ東[日経ニュースプラス9]
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