【あの一言】
<風をよむ>北朝鮮とウクライナ侵攻
松原耕二 戦後、核というのは人類が滅亡するので使えない兵器というのが前提だったが、今回ロシアが核の使用をちらつかせることで限定的な核使用というのが現実味を帯びてきている。使えないはずだったものが使うための核にハードルが下がってきたことは間違いない。米国も技術的にも小型化の開発を進めていて爆発を伴わない臨界前核実験を2回行った。北朝鮮も小型核の開発競争に入ろうとしている。残念ながら核をなくす理想からは全く逆の方向に世界は行っている。
2022/04/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元外務事務次官・藪中三十二 北朝鮮が核を廃棄するというのはますます難しくなってきている。北朝鮮は今、制裁で困っており米国にこっちを向いてほしいと思ってミサイルを打っている。北朝鮮の核廃棄に向けて国際的な外交を日本がやらなければならない。
2022/04/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
慶應義塾大学・礒崎敦仁教授(VTR) 今のウクライナ情勢というのは発射実験どころではない。隣国が隣国を直接攻撃している状況。そういった状況でも国連が機能不全に陥っていることを目の当たりにした北朝鮮は「兵器開発をますます堂々と進めることができるのではないか」と考えてもおかしくない。
2022/04/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
番組アナウンサー SIPRI発表によると、去年1月時点での北朝鮮核弾頭保有数は40~50発。毎年10発のペースで増えているという推計もある。
2022/04/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
韓国・尹錫悦次期大統領(VTR先月10日) いかなる挑発も確実に抑止できる強力な国防力を構築する。
2022/04/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
慶應義塾大学・礒崎敦仁教授(VTR) 構造としては核を持たない小国が大国に侵略されてしまった。それを防ぐために核ミサイルが必要だというのが北朝鮮の論理。ウクライナ情勢を受けて北朝鮮が「核が必要だ」「核に依拠しないといけない」という考え方にさらに傾いていくという懸念はある。
2022/04/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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