【あの一言】
戦争反対への弾圧・テレビが放送休止に
寺島実郎 我々はとんでもない不条理を目撃している。世界史的な転換点という視点も浮かび上がっている。米国の9.11後の展開、つまりイラクでの失敗、アフガンでの失敗と同じように大国の横暴という時代の終わりが中長期的に考えて迫っている。力こそ正義ということで軍事力と核をちらつかせればついていく時代ではなく、グローバル相互依存経済の重みであるとか、ネットワーク情報技術革命の浸透だとか、そういう時代の大きな潮流の中で今までのような大国の横暴だとか、力の論理が崩れていくところを我々は目撃している。
2022/03/13 TBSテレビ[サンデーモーニング]
ジャーナリスト・青木理 専制主義国家や権威主義国家では基本的に市民的意思表明の自由、事実を明らかにするメディアや報道の自由を徹底して嫌い、恐れ、締め付ける。戦争になればさらにその傾向が強まる。ある意味でデモや自由な放送の存在というのが社会の健全度を表す尺度でもある。それらが独裁的、権威的な政権に対する最大の防波堤になる。
2022/03/13 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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