【あの一言】
ロシアの侵攻・眺める中国
元日経新聞論説委員・後藤康浩 中国にとって今、一番嫌なのは「同じようなことを中国が台湾でやるのではないか」というふうに、ウクライナ侵攻と台湾問題とリンクさせられること。そういう話が国際的に広がらないように意識している。
2022/03/03 BS-TBS[報道1930]
笹川平和財団主任研究員・畔蒜泰助 エネルギーもそうだが、ハイテク分野においてもロシアの中国依存が高まってくることが今後、懸念されるところ。
2022/03/03 BS-TBS[報道1930]
自民党外交部会長・佐藤正久 西側企業がどんどん制裁の意味でロシアの市場から引いている中で、空いたところに(中国が)すぽっと入るチャンスが出てきている。例えばサハリン1、サハリン2でシェルとかエクソンが引いた後の30%近くの空きに入れる。アップル、ナイキが撤退したあとにファーウェイが入るとかが考えられる。
2022/03/03 BS-TBS[報道1930]
元日経新聞論説委員・後藤康浩 中国にとっては今の環境というのはすごく居心地がいい。米中冷戦が続いてきて、米国の強い圧力を中国は受けてきたが、その前にロシアが盾となって入ってくれて、米国の圧力は全部ロシアに行っている。そのロシアに対し中国はウクライナ侵攻を支持すると言っている。中国がロシアから欲しいのはエネルギーと食料。原油の国際価格としては1バレル110ドルを超えるところまで来ているが、中国向けのロシア産原油の輸出価格は大幅にディスカウントされ国際相場よりも15ドルも安い値段で中国が引き取っている。ロシア原油が売れなくなればますます安く引き取るということなるし、余剰のガスも中国が引き取るという話になっている。
2022/03/03 BS-TBS[報道1930]
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