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スペシャル あの一言
2024年05月19日(日)
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【あの一言】
成長する宇宙産業・日本の現在地と可能性
アストロスケールホールディングス創業者兼CEO・岡田光信
私たちは宇宙環境の改善に興味があって、軍事的なことにはあまり興味がない。どうやって軍事利用じゃないようにしていくかというのは、透明性の確保が重要になる。私たちは自分たちのやることをつまびらかにしている。うちの衛星にはミラーボールのようなものがついていて、地上からレーザーを当てると場所が丸裸になり、変な動きはできない。透明性の確保というのをいかにやっていくか、いかに広げていくかが宇宙の安定化に寄与していくことになる。
2022/01/08 BSテレ東[一柳良雄が問う 日本の未来]

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授・中須賀真一
国全体としての、あるいは政府がやっている宇宙開発の観点からは、昔は米国、ヨーロッパ、日本ぐらいだったが、その間に中国が入りインドにも抜かされそうになりつつある、日本のレベルが世界から少し遅れ始めている、1つは確実にできる衛星しか作ってこなかったというところがある。技術というのはチャレンジしないと伸びない。チャレンジというのが今の日本のカルチャー的には許されないところがある。失敗したら「税金使ってなんだ」ということになる。それに対してちょっと風穴を開けたのが“はやぶさ”だった。
2022/01/08 BSテレ東[一柳良雄が問う 日本の未来]

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授・中須賀真一
日本の宇宙ベンチャーはちょっとゆっくり過ぎた。ベンチャーが出てこなかったということもあるが、民間からの投資もそれほどなかった。一方、米国は民間、特にIT業界からものすごい投資があり、この差は大きい。今、(日本では)民間の中では宇宙の熱が非常に強いのでどこに投資していいのかわからない状態。宇宙の専門分野ではなく、例えば建設業界とか、食品業界とか全然違った分野からの宇宙の投資、参入が起きている。宇宙と自分達の技術を組み合わせて将来の新しい産業を起こそうという企業がいっぱい出てきていて、今は実証を始めたところ。10年後には次のフェーズに移行しているだろう。
2022/01/08 BSテレ東[一柳良雄が問う 日本の未来]

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授・中須賀真一
10年後、宇宙旅行は普通にできるようになる。今は宇宙ステーションに行くのに1人40億円かかる。サブオービタルといって軌道上にはいかないが、1時間ぐらい宇宙の無重力を体験して帰ってくるツアーは数千万円でできる。これが10年後には大体10分の1ぐらいになる。数が出てくると安くなるので人がたくさん宇宙に行けるようになる。そうすると周りにいろんな産業が起ってくる。それから地球観測とか通信衛星の世界ではワンウェブ、スターリンクが宇宙でのネットワークをほぼ完成させた。アフリカとか地上のインフラが整っていない国でもインターネットが普通に使えるような時代になってくる。それがひとつの大きなビジネスにもなってくる。たくさんの衛星による地球観測により頻繁に地球の写真が撮れ、農業や水産業とか災害監視につながる時代が来る。
2022/01/08 BSテレ東[一柳良雄が問う 日本の未来]

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