【あの一言】
特集・日本上がらぬ給与・分配政策は有効?
小西美術工藝社社長・デービッドアトキンソン 個人消費不況という人がいる。野党の中でそういう認識が多い。お金がないからモノが買えない。だからお金をばらまけば全てが晴れるかのような夢物語のような認識をしている。需要が足らないから最低賃金が低くなるということではない。今の問題は企業が将来に向かって投資をしておらず、生産性を上げようとしてこなかったということにある。日本人は低賃金のままでも真面目に働く人が多い。奴隷同然の価格で雇用でき、経営者として努力する必要が何もない。経営者が生産性を上げることなどは二の次と考えていることが最大の問題。
2021/10/16 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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