【あの一言】
特集・米中歩み寄り?それぞれの思惑とは
神田外語大学教授・興梠一郎 9月の初頭の米中首脳電話会談の時もバイデン大統領の方から10月末のG20での会談を呼び掛けている。気候変動の問題でもケリー特使が自ら中国に赴くとか、中国側の見方は最近一連の緊張緩和措置があったとしている。例えば習近平バイデン電話会談の時にファーウェイ副会長を釈放するという話をした。これが一番大きな問題だったが米国が妥協したと中国は考えこの辺りから大きく変わってきた。流れからみていくと緊張緩和ムードにあると中国は見ている。
2021/10/09 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
上智大学教授・前嶋和弘 攻めていた段階からフェーズがちょっと変わりつつある。安保で固めたので次は環境の方に行きたい。今月末のCOP26、G20に合わせて米中首脳会談をやりたかった。それがなかなかうまくいかなかったが年内のオンライン会談になった。それと同時にUSTR米国通商代表部・タイ代表を使い貿易を動かしながらやっていきたい。米国は中国にやや妥協的でタイ代表は「米国と中国は対立関係ではなく、よりうまくやっていくことが重要だ」と踏み込んだ発言を行っている。
2021/10/09 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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