【あの一言】
懸念・世界の研究費・右肩上がり・日本“横ばい”
羽鳥慎一キャスター 現状の研究開発の推移を見てわかるのは金額の多さも違うが、米国と中国が右肩上がりに伸びているのに対し、日本が横ばい。論文に引用されることが多い注目度の高い論文数は1997年~1999年に、日本は4位だったが、2017年~2019年では10位。段々引用されなくなっている。国から国立大学に配られる予算の中で大学が比較的自由に使えるので基礎研究の財源にもあてられる「運営費交付金」より、審査を経て助成額が決定され研究が限定される「競争的資金」の予算配分での割合が増えている。
2021/10/05 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
サイエンス作家・竹内薫 数字だけ見ると「運営費交付金」が10%程度減り、「競争的資金」が10%上がった。結果的には人件費が10%減ったと考えられる。若手研究者が20%、30%減ってしまっている。これはかなり大きいことで基礎的な研究に取り組もうという研究者が最初から大学院に行かなくなっている。短期的な小さな成果を上げる流れに向かっており、長期的な研究に取り組めなくなったということ。今後は日本人のノーベル賞受賞者が減少する可能性もある
2021/10/05 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
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