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スペシャル あの一言
2024年05月04日(土)
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【あの一言】
<徹底解説・ニュース最前線>安倍・麻生・なぜ岸田を支持?
元テレビ朝日政治部長・ジャーナリスト・末延吉正
山口で安倍氏とライバル関係にあり、今度衆院から出る(宏池会の)林芳正氏は日中友好議連の会長で、父親もそうだった。(宏池会の)大平氏が日中国交をやって宮澤氏は天皇訪中をやった。実はこの背後には米国が動いており、右派の人が言うほどひどい判断ではなかった。安倍氏から見ると岸防衛大臣を残しておいてほしいとかいう意味ではTPPの問題も出てきて、対中政策をどういうバランスでやっていくかということが新政権に一番問われる部分。
2021/10/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信編集委員兼論説委員・久江雅彦
高市氏の言う敵基地攻撃能力はいわゆる日本の戦後の日米関係の米国を矛として日本が盾になるというところの転換を迫られていることを意味している。これを勢いとか精神論でやった時には米国を不安にさせ、中国に対し誤ったメッセージを送る可能性もあり、日本は非常に大きなリスクを背負うことになる。日本というのは拒否的抑止しかできない、つまりそういう防具しか持っていなかったが、9.11以降、自分のことは自分でやってくれという流れになっていることが、米国がこれまで担ってきた攻撃能力を持つ攻撃的抑止、敵基地攻撃論が出てきた背景にある。
2021/10/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

元テレビ朝日政治部長・ジャーナリスト・末延吉正
麻生氏の祖父・吉田氏がサンフランシスコ講和条約で全面講和ではなく、単独講和で反共産主義・米国中心で豊かになるという形でスタートした。一方でダレス氏と吉田氏が51年に結んだ日米安保条約の方は不平等条約だった。安保では日本は半人前以下の扱いだった。その部分で安保条約の不平等性を何とかしたいと岸総理が60年安保をやった。2大潮流として守ってきた日本の戦後政治の岩盤は反共産主義と自由主義であり資本主義の価値を守りながら日本を豊かにするということ。総理経験者の麻生氏や安倍氏はこの辺りのことをいつも俯瞰して考えながらやっている。2人の盟友関係が崩れることはないが、どちらが前に出るかという「やじろべえ」みたいな部分がある。共通目標を役割分担しながら上がってきた。今までは安倍1強でタカ派だったが、今度は宏池会とか岸田氏。欧州の安全保障協議会がしたたかなハト派と表現しているが、そうした姿勢は対中政策などにも反映される。
2021/10/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

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