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2024年05月07日(火)
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【あの一言】
石破元幹事長に問う「敵基地攻撃能力」の是非
自由民主党元幹事長・石破茂
「敵基地攻撃能力」の議論は20年くらい前からある議論。被害が出た段階からやるのでは遅いし、恐れがある段階では早すぎる。憲法では相手が着手した段階が自衛権を行使できると昔、答弁した。その時と今では何が違うのかというと、むこうのミサイルはこれが基地ですというような場所からミサイルをばんばん撃つわけではない。どこに行ったのかわからないような移動式の発射台から撃ってくる。そうすると敵基地というのは動く上見えない。そこへどうやって敵基地をやるのか。だから電磁波攻撃というのが出てきた。昔、上空で核爆発を起こして相手の兵器を無力化するという研究が他国であった。じゃあ、日本は核兵器を持つのかとなれば日本はNPTから脱退しなければならなくなり、世界の核拡散を止めることができなくなる。では通常の爆薬で爆発させるEMPではどうかいうことになるが、これはよほど範囲を限定しないと効果は得られない。軍事技術的にどうなのかという話にならないと机上の空論で終わってしまう。
2021/09/16 BSフジ[プライムニュース]

自由民主党元幹事長・石破茂
やるべきなのはどうやって抑止力を保つか。ひとつはミサイル防衛能力を高めるということ。米国の核の傘があるから大丈夫だという話にはならない。米国の核抑止能力を常に検証しておくことも必要。これは欧州も全部やっていることで、日本だけがやらない方がおかしい。いざ、そういう攻撃を受けたとしても、国民がきちんと避難して、誰ひとり死なない体制を作ることが重要。ソウルに行けば地下鉄に「ここはシェルターです」という表記があちこちにあり、ソウル市民の何倍もの人を収容できるが、日本ではシェルターというのはどこにあるのか。水と食料とトイレがなければシェルターの役目を果たさない。もしも生物兵器、化学兵器を撃たれたら、換気装置が動いていたらみんな死んでしまう。そういうものを全部備えたものがシェルター。それは憲法の問題でもなんでもなく、やろうと思えばできること。そういうものを組み合わせてはじめて抑止力になる。
2021/09/16 BSフジ[プライムニュース]

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