【あの一言】
特集・米露関係は軟化?・日本はどうする
笹川平和財団主任研究員・畔蒜泰助 バイデン政権の対ロ政策はウクライナ問題も含めたヨーロッパ正面とアジア正面の流れがある。アジアから見た時には中ロの接近がものすごく気になる。今、米国国家安全保障会議インド太平洋調整官・カートキャンベルが対ロ政策に対して中国との関係の観点から影響力を持ち始めていると言われている。今回のタイミングで米ロ首脳会談が行われた背景にもそういう背景がある。日本は中国との文脈の中で自由で開かれたインド太平洋という戦略をやっているが、これに米国もインドも豪州も参加している。米国がアジアを見据えてロシアとの関与を始めたのだとしたら、日本としても、ロシアに対する戦略的関与として日米同盟の文脈からもやっていく流れが出てくる可能性がある。
2021/07/31 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
笹川平和財団主任研究員・畔蒜泰助 日本政府はロシアに対してインドと協力してロシアをエンゲージメントできないかという構想を水面下で練っている。これは戦略的にロシアへの関与は必要という中で生まれてきたアイデア。
2021/07/31 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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