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2024年05月06日(月)
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【あの一言】
自民党税制調査会長・甘利明
自民党税制調査会長・甘利明
プラスチックに組み込んだ2センチ四方の富岳の半導体1個の中にはトランジスターが90億個組み込まれている。顕微鏡で見ないとわからないぐらいの微細加工。このような微細化の競争がかなり行きついていて、限界に来ている。今のプレーヤーとは違うプレーヤーが出てくる節目になるかもしれない。今、微細化という手法と3Dで積層化していくという手法が組み合わさる分岐点にきている。半導体の世界は何年間に1回、主役が入れ替わる節目があるが、今までのナンバーワンのプレーヤーが突然入れ替わるかもしれない。その局面にこれからさしかかる。材料でいえば世界の半導体の53%は日本から供給されている。日本の材料がなければ作れない。製造装置(マザーマシーン)の一分野は、日本が独占したり、全体でも35%ぐらい握っている。日本にはこのような強みがあるので、プレイヤーとして入れ替わるチャンスがある。 
2021/07/25 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

自民党税制調査会長・甘利明
日本政府としてきちんと自立していける、あるいは国際社会の中で頼りにされる要素は何かと分析すると、それは“自律性”。よその国に依存しないでも生きていける国ということ。コロナ禍で問題となったのは、医療現場で必要なマスクとか医療用ガウンなどの医療備品だった。これらは言ってみればローテクで、はっきり言って誰でも作れるものだが、これがないと医療が止まり、医療崩壊が起き、国が崩壊してしまう。つまりそこがチョークポイントになっていた。こういうものは最低限、日本国内で作るとか、外国に依存する場合でも同盟国や同士国の間でサプライチェーンを組んでいかなければならない。
2021/07/25 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

自民党税制調査会長・甘利明
デジタルトランスフォーメーションというのはいろいろな役目をする半導体の塊の社会。データセンターも半導体の塊で、AIも顔認証も半導体の塊。ありとあらゆるところに半導体が入ってくる。それをどこが握るか、例えば全部緊張関係にある国に握られていたら、その半導体の中にマルウエアやバックドア、スパイウエアが組まれたり、いろんな仕掛けをされてしまう。全面的に依存したら、思うがままにされてしまう。
2021/07/25 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

自民党税制調査会長・甘利明
米国と中国が拮抗してきている。権威主義国家・中国が自分の価値観で国際秩序を作るという動きになったときに、中国の価値観で作る世界秩序と自由と人権と民主主義、法の支配、プライバシーという我々の価値観で作ってきた世界秩序は相容れないところがあり、ぶつかる。その中で我々の価値観が国際標準になるようにしなければならない。AIが入り、顔認証が入り、個人データの識別が入り、全てがデジタル管理される社会になっていく時に、我々が今の価値観を維持できるかというところがすごく大事。その場合は経済が武力以上に影響力を持ってくる。デジタルによって集められたデータが解析され、価値になる。経済価値がその国の力の根源になっていく。
2021/07/25 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

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