【あの一言】
米国・大学関係団体が警戒・ナゼ
読売新聞編集委員・飯塚恵子 孔子学院以外にもシャープパワー(※1)に該当する事例が起きている。例えば2014年、ワシントンの複数の有力シンクタンクに中国系の組織から資金援助が行われている。ワシントンのシンクタンクは日本のシンクタンクとは大きく異なり、日本のシンクタンクよりも影響力がずっと大きい。政府に政策提言を行うだけでなく政権交代の際には研究員が政府の高官にそのまま移行したりする。中国はそこに目をつけた。この頃、複数のシンクタンクでは中国人の助手の数が急に増えた。彼らは中国に都合のいいデータを選ぶこともできるし、研究員の研究内容を本国に知らせることもできる。
※1:ある国が対象国の政治システムに影響を与え、弱体化させるための外交政策における、操作的なパワー
2021/07/14 BS日テレ[深層NEWS]
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