【あの一言】
ワクチン開発とAI
パロアルトインサイトCEO・石角友愛 モデルナのワクチン開発には昨年1月に中国政府が遺伝子の配列の情報をWEBサイトに出し、その2日後にワクチン候補の設計図を完成させた。さらにその8週間後にフェーズ1のワクチンの開発と出荷まで終えた。今までの開発で一番早くできた時でSARSの時のワクチン開発が20か月。これを約90%の時間短縮に成功した。ポイントはデータの一元化とAIと自動化型生産ロボットの活用。モデルナはデータをクラウドに一元化したが、そのデータを活用して薬の工程のあらゆるところでAIを活用している。例えばワクチン開発において遺伝子配列の組み合わせを考える時に、AIを使うことで組み合わせのシミュレーションを何万通りも自動的に作ることができる。その結果、90%の時間短縮に成功した。
2021/07/02 テレビ朝日[報道ステーション]
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