【あの一言】
米国国務長官・中東歴訪・イスラエル首相らと会談
寺島実郎 トランプ前政権があまりにもイスラエル、特に右派のリクード率いるネタニヤフシフトを敷いてイスラエルにコミットし過ぎた。バイデン大統領もイスラエル・ネタニヤフ首相との長い間の個人的な関係が長くなっていてイスラエルとの政策を変えようとしていない。米国が中東和平に関する善意の仲介者たりえなくなってきた。中東情勢を制御できなくなってきた。イスラエルが異様なまでに軍事大国化しており、先端技術国家になってきている。その重みと地域パワーとしてのイラン、トルコが台頭してきている。中東から引き下がる米国という力学が働いている。
2021/05/30 TBSテレビ[サンデーモーニング]
|