【あの一言】
バブル的状況“終わりのはじまり”
BNPパリバ証券チーフエコノミスト・河野龍太郎 日本の成長停滞の原因は企業が儲かってもため込んでいること。日本の企業は利益が出ても国内投資やあらゆる投資をしない。確かに海外ではM&Aなどの投資を増やしてはいるが、基本的に日本では人的投資すらやっていないので賃金は停滞したままになっている。スウェーデンとかでは過去30年間で7割ぐらい実質賃金が増えている。あまり賃金が増えていないと言われていた米国でさえ30~40%伸びている。日本はイタリアと並びこの30年間で全く賃金が上がっていない。さらに厄介なのは日本では危機が繰り返されていて、リスクをとらず投資を抑えてきた企業が生き残ってきている。
2021/03/31 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
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