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2024年05月02日(木)
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【あの一言】
対中国の日米2プラス2・議題となった“尖閣”問題
寺島実郎
1951年のサンフランシスコ講和条約第3条をベースにして、20年間米国は沖縄に統治権・施政権を行使し統治した。沖縄返還協定が1971年に結ばれたが、このあたりで不思議なことが起きてきた。キッシンジャーの秘密外交やら米中国交正常化という流れが見えてきた。1971年というのは台湾が国連から追放され、大陸の中国が代わって国連に入ってきた年であり、中国が尖閣の資源にものすごく関心を持っていることを意識し、台湾・中国に配慮する形で、(尖閣の)領有権についてはコミットしないという立場を米国はこの頃から取り始めた。このことが未だに中国を増長させ、日本にプレッシャーをかけてきている背景となっている。
2021/03/21 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
台湾には米軍基地がない。仮に台湾問題で米中が軍事的に衝突するようなことが起これば自動的に沖縄の米軍基地が巻き込まれる。それは日本人が全く望まない米中戦争に日本も巻き込まれていくということを意味しかねない。
2021/03/21 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
日米同盟強化という大きな流れについて、踏み込んでみていかないと日本の埋没ということを意味しかねない。尖閣について日米安保の対象になるとさかんに言われているが、この問題を複雑化させているものすごく大きな要因が米国の「曖昧作戦」。つまり、尖閣について領有権と施政権を分けて考え、尖閣は日本の施政権の対象ではあると認めているが、領有権については特定の立場にコミットしないとの立場を米国は取っている。先月26日にわざわざ国防総省の報道官が記者会見まで開き、このことを言った。重要なポイントは古文書を持ち出して言い合う世界ではなく、米国に対し、「日本は尖閣に施政権だけではなく領有権も持っているのだ」ということをしっかりと認めさせること。
2021/03/21 TBSテレビ[サンデーモーニング]

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