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スペシャル あの一言
2024年05月01日(水)
最新TV速報
【あの一言】
経済・外交・視界不良か・習“一強”長期政権の行方
日本維新の会・共同代表・片山虎之助
日本の官僚は優秀だったが、劣化してきている。特に外資規制法違反の話などは不注意と言うしかない。大体倫理というものは法律で取り締まるものではない。公務員倫理法なんてあることがおかしい。倫理を法律で規制しようとすること自体が官の劣化であり、嘆かわしいこと。抜本的には官と政の関係をきっちりとやっていく必要がある。官の信頼喪失は全部の信頼喪失につながる。
2021/03/14 NHK総合・東京[日曜討論]

解説委員・加藤青延
今回の全人代では、香港の民主派を議会から締め出そうという選挙制度の見直しも決まった。いわゆる愛国者による統治しか認めない。言い換えると、習近平指導部への忠誠を尽くす政治を押しつけ、香港人による高度な自治の原則を握りつぶした形。さらに少数民族の同化策が鮮明化したことも内外に衝撃を与えている。全人代の分科会で、習近平国家主席は少数民族に対しても漢民族の言語である標準中国語をしっかり学ばせるように指示した。これも民族の同化政策を一層進めようとする強硬な方針と受け止められている。このような動きは、習近平国家主席の一強体制の下で、中国がまるで全体主義国家への道を歩むのではないかという疑念すら生まれている。例えば、技術革新を背景にした軍備増強を国策で進め、力による現状変更を目指す動き。そして、最高指導部への絶対忠誠の要求と、異論を許さない厳しい言論統制。さらに民族同化政策。こうしたやり方は民族の平等と多様性を重んじる国際社会の流れから大きく逸脱する方向のように思える。むしろ第二次世界大戦前夜に急速に力を拡張した全体主義の到来にもつながる、不気味なやり方のようにはた目には映っている。
2021/03/12 NHK総合・東京[時論公論]

解説委員・加藤青延
今回の全人代を俯瞰すると、中国がこれまで以上に強硬な軍事大国への道を歩み始めたように思える。例えば、軍備増強に力を入れる姿勢がより鮮明になった。国防費の伸びが経済成長目標の数値を上回る6.8%増に設定された。しかも、公表された国防費の中には空母の建造兵器の研究開発費が含まれず、実際にはさらに膨大になるとも指摘されている。また中国の巡視船の武器使用などを合法化する海警法が全人代の直前に施行されたことも大きな懸念材料となっている。今回の全人代の議長報告では海警法の制定について、「習近平強軍思想を貫徹し新時代の国防と軍隊建設の必要に応えるため」だと明言している。そうした強軍思想の下で、中国は今後ますます力による現状の変更を目指すのではないか。日本の尖閣諸島周辺で領海侵犯を繰り返す中国の巡視船がますます威嚇的な行動に出てくるのではないか。日本をはじめ近隣諸国の懸念は一層高まっている。
2021/03/12 NHK総合・東京[時論公論]

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