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スペシャル あの一言
2024年05月08日(水)
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【あの一言】
緊急討論・バイデンの米国 世界はどこへ向かうのか
世界食糧計画・アーサリンカズン前事務局長
オバマ政権の終焉後、世界は変化した。もはやオバマ時代の外交政策は通用しない。地域の連携強化が進んでおり過去4年間で関係各国はパイプを太くし、ネットワークを構築し始めた。新政権もここに加わる。例えば中国に対する強硬姿勢など、トランプ政権の政策の一部を継承することもある。ウイグルのイスラム教徒への人権弾圧は非常に由々しき問題であり、バイデン政権も厳しい姿勢で立ち向かうだろう。
2021/02/18 BS1[グローバル・アジェンダ]

慶應義塾大学・染谷芳秀名誉教授
中国が台湾を取り戻そうとするのは、中国の夢の実現の過程、あるいは終点であるからである。台湾を手に入れることに成功すれば、それは米国と日本の敗北を意味する。すぐに現実となるとは思えないが、中国はそれを目指している。今の中国の指導者は意外とそれを近い時期と考えているかもしれない。これは米国の地域戦略の大きな課題となる。
2021/02/18 BS1[グローバル・アジェンダ]

ハドソン研究所・ウォルターラッセルミード上級研究員
明らかなのは世界における米国の役割の変化で、従来の特権的なリーダーシップでなく、協調を促す役割が米国に求められている。例えばアジア太平洋地域の差し迫った問題の筆頭として台湾が挙げられるが、もしも力ずくで中国が台湾の実効支配に成功すれば、台湾の周辺地域が中国の支配下に入ることは確実である。南シナ海を通過する交易は中国の意のままとなり、日本の食料品もエネルギーも原材料も影響を受ける。輸出のための海路の自由も奪われる。日本の命運が中国に左右される状況となる。世界の勢力バランスや米国の安全保障にとっても非常に大きな変化をもたらす。
2021/02/18 BS1[グローバル・アジェンダ]

慶應義塾大学・染谷芳秀名誉教授
米国も世界もトランプに愛想を尽かした。あと4年は耐えられなかった。そうした状況でのバイデン政権の課題は明白であり、国内外でかっての米国を取り戻すことが重要。この責務は非常に困難で複雑である。例えば新大統領は多国籍協力体制の構築に取り組むとみられるが、地球規模の協力体制の構築のすべてが米国の国益に一致するわけではない。トランプ支持者だけでなく、大企業やバイデン支持層の利益も損なわれる。この課題に取り組むにあたりバイデン政権に必要なのは国外からの支援や、世界の同盟国からの強力なサポートとなる。
2021/02/18 BS1[グローバル・アジェンダ]

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