【あの一言】
<徹底解説・ニュースの焦点>原発事故10年「不足している議論」
作家・真山仁 今回している廃炉作業というのは何が起こるか全くわからない未来に挑んでいる。これにスケジュールを組むこと自体がナンセンス。政治的な理由や予算的な問題があってある程度時間を決めろと言われるものだから、時間を決めたにすぎない。長くかかるという意味では40年でも100年でもあまり変わらない。
2021/02/14 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
テレビ朝日原発担当記者・吉野実 3号機の使用済み核燃料がまもなく取り出し可能になるが、これも4年遅れている。1、2号機の使用済み核燃料が置かれているエリアというのは、高い放射線量でとても近づけない。1号機に関しては使用済み核燃料の取り出しが10年後ろ倒しになっている。デブリの取り出しなどはスタート地点にすら立てていない。限られた年限でやるということは考えるべきでなく、いかに安全に着実に取り出しを推進するかということが今後の課題になる。
2021/02/14 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
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