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2024年05月04日(土)
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【あの一言】
“日本ワクチン”きょうから治験見込み・激化!世界で“開発競争”
日本感染症学会専門医・佐藤昭裕
DNAワクチンは弱毒したものを使っていたこれまでのワクチンと異なり、ウイルスの一部のたんぱく質を使い、抗体を作ろうというもの。これまではインフルエンザワクチンとかでDNAワクチンを開発した経緯があるが、少し効果が弱かったということがあり使われたことがない。今回DNAワクチンが注目されているのは非常に開発までの時間を短くできるからということと、塩基配列がわかっていれば大量に作ることができるからである。あっという間に完成できる。この技術が安全で有効性が確認できればコロナだけでなく、ワクチン業界にとってはすごく重要な出来事になる。
2020/06/30 日本テレビ[スッキリ]

番組アナウンサー
治験第1段階は10人から100人に対して安全性を判定する。治験第2段階は100人から1000人に対して副作用などを観察し、投与量やスケジュールなどを決める。第3段階は1000人から1万人に対してさらなる安全性を検証する。28日の時点で世界で148団体がワクチンを開発中で、131団体が未だに動物実験段階にある。治験第1段階は14団体あり、大阪府の吉村知事によるとアンジェスが大阪大学などと共同開発中のワクチンがきょうから治験第1段階へ移行する。治験第2段階は2団体、第3段階はまだ1団体しかない。これが最有力候補といわれる英国・アストラゼネカ社のワクチン。現段階でアストラゼネカ社の研究者が成功する確率は50%しかないと言っている。
2020/06/30 日本テレビ[スッキリ]

日本感染症学会専門医・佐藤昭裕
ワクチンは開発から市場に出るまで普通10年から15年かかる。さらにワクチン開発が成功する可能性は10分の1以下と言われている。今回140ぐらいの候補があるが、その中で使えるようになるのは10種類以下だと考えられ、過度な期待はしないほうがいい。
2020/06/30 日本テレビ[スッキリ]

番組アナウンサー
明治大学・海野教授によると、アストラゼネカ社のワクチンには供給の順序がある。優先順位1位は開発している自国の英国で、人口6600万人ぐらいだが、1億回分を確保している。さらに開発に10億ドル以上を拠出し、3億2700万人の人口を持つ米国には3億回分を確保している。優先順位2位はアストラゼネカ社と同盟を組んでいるワクチン同盟というのがあり、この中のイタリア・ドイツ、フランス・オランダに最大4億回分を供給し、この後に医療体制が整っていないアフリカ諸国やインドに供給するのではないかといわれている。この時点で既に8億回分近くが使われてしまう。この後優先順位3位に日本になるのではないかと言われている。
2020/06/30 日本テレビ[スッキリ]

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