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スペシャル あの一言
2024年05月04日(土)
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【あの一言】
<風をよむ>~“コロナバブル”~
寺島実郎
株価だけが上がる根拠なき熱狂であり、金融の世界は株に象徴されるようにインフレ化し、実体経済の世界はどんどんデフレ化していく構造になっている。産業に資金需要がないために余ったカネが全部株式市場に回るというような状況になっている。われわれは政治の責任ということを言ってきたが、経済界の責任ということも本当に強く考えないといけない。
2020/06/21 TBSテレビ[サンデーモーニング]

中央大学教授・目加田説子
コロナ金融バブルで潤っている人というのはごく一部の人で、大半の方はコロナで非常に厳しい状況に追いやられている。その格差はすでに存在したが、コロナによってさらに拡大していくことが懸念される。そういう時であるからこそわれわれは何に税金を使うべきなのか、その使い方が問題になる。われわれの生命や財産を脅かすものは北朝鮮のミサイルなのか、ウイルスの脅威なのか、どこに予算を配分すべきなのかを今一度考えるべき。ポストコロナの時代というのは現状回復であってはならない。これを機に新しいビジョンを持ちポストコロナの時代を考えていくべき。
2020/06/21 TBSテレビ[サンデーモーニング]

帝京大学・宿輪純一教授(VTR)
中央銀行が株を直接買うというのは禁じ手。ただ日銀が異次元を超えるような金融緩和をやっていて、間接的に株式の投資信託という形で保有している。2019年には日本の上場企業の5割の大株主に日銀はなっている。これは異常なこと。今の金融緩和というのは応急処置で、これから本格的な経済改革の政策を打たない限り、このバブルは崩壊する可能性が高い。
2020/06/21 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
どういう産業、どういう経済システムで、今後日本は飯を食っていくのか。新しい産業というものをどういうふうに起こしていくのか。鉄鋼、エレクトロニクス、自動車産業で食っていた時代はほぼ終わろうとしている。国民の安心のための医療産業だとか、防災産業だとかを大きく充実させて、日本らしい技術を生かし世界に売り込んでいけるような産業を興していく気持ちを語らないといけないのに、日本の産業界は「自粛してリモートワークしましょう」みたいな次元に閉じこもっている。
2020/06/21 TBSテレビ[サンデーモーニング]

番組ナレーション
しっかりした経済の裏付けがない中で皮肉にも新型コロナがもたらした世界中のバブル。バブルには常に崩壊の危険性が伴う。2000年にはITバブルが崩壊し世界的な不況になっている。2008年には米国の住宅バブルが崩壊し、リーマンショックに襲われた。
2020/06/21 TBSテレビ[サンデーモーニング]

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