【あの一言】
<今日のプラス10>世界経済減速で懸念・新たなリスクは?
マーケットリスクアドバイザリー代表・新村直弘 新型肺炎による世界経済の減速が続くと、世界各地でデモ・テロが起きるリスクが高まる。平たく言えば反政府行動。4月5月6月に景気が一番悪くなるタイミングだが、この時に貧しい人達が政府に対する不満を高めるかもしれない。南米の優等生だったチリ、政権が倒れたアルジェリアなどもちょっとしたことが原因でデモが起きた。アラブの春の時と状況が非常に似てきている。あの時も生活苦がきっかけとなっていた。コロナウイルスで人がたくさん死に始めたりするようなことがあれば、反政府行動が過激化しかねない。一番怖いのはシリアとトルコで全面的軍事衝突があるかもしれないこと。油田が破壊され原油の価格が上がりシリアとトルコで戦闘がおきれば難民が発生するが受け皿となる国がなく欧州に難民が押し寄せることになる。
2020/02/17 BSジャパン[日経プラス10]
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