【あの一言】
<ひるトク!>北朝鮮「非常に重大な実験」・ICBM関連実験か
東京大学先端科学技術研究センター・小泉悠特任助教 今回、実験を行ったと言っているのが軍の研究所である国防科学院だったことから、素直に解釈すればミサイルのエンジンのテストをした可能性がある。米国まで届くロケットエンジン自体は2017年11月に火星15号を発射しており実証できているので、今回は何か新しいことをやった可能性もある。例えば固体燃料式の進歩したタイプのものであるとか、もっと強力なエンジンとか、従来北朝鮮はミサイル一発につき核弾頭は1個しかつけることはできなかったが、複数の核弾頭が搭載できるものとか、そういう性能向上型のものを実験した可能性が高い。もうひとつ考えられるのはICBMを撃ってしまうとあからさまにトランプとの約束に触れてしまうので、そこを回避するために宇宙ロケットということにして似たような技術を試験したかもしれない。
2019/12/09 TBSテレビ[ひるおび!]
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