【あの一言】
ボルトン補佐官がモスクワ入り・INF離脱・プーチンに直接伝達へ
津田塾大学教授・萱野稔人 米国の軍事的優位性が揺らいでいる。そういう背景の中でオバマ前大統領は各国と協調することで世界秩序を安定化させようとしていた。それに対し、トランプ大統領は米国の軍事的優位性を再確認することで、ロシアや中国との対決も辞さないという方針転換を図った。オバマ政権の方針は世界中で歓迎された一方で、ロシアがINF条約を守らなかったと言われているし、中国の海洋進出も止めることができなかったと言われている。ただ、米国は財政難なので冷戦のような軍拡競争はできない状況。トランプ大統領はそれをよくわかっており、これから行われる米ロ会談の中で落としどころを探っていくのではないか。
2018/10/22 フジテレビ[FNNプライムニュース α]
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