【あの一言】
OPEC減産合意をどう見るか
日本エネルギー経済研究所・常務理事・小山堅 石油輸出国機構OPECが、8年ぶりの減産合意でニューヨーク市場のWTI原油価格は上昇に転じた。9月末のアルジェリアでの総会で減産を発表したOPECだが、その後、国別の減産割り当てを巡って難航した。特に難航したのがサウジアラビアとイランの調整。イランは当初、増産に意欲を見せていた。サウジアラビアとイランの両国間で合意が成立するかが鍵だった。サウジアラビアはロシアの協力を得て合意を取り付けた。ナイジェリア、リビアは減産の枠組みから外れた。インドネシアはOPECのメンバーシップを一時停止し枠組みから外れた。
2016/12/14 NHK総合[視点・論点]
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