【あの一言】
富川がパリで見た深層・EUテロ対策の抜け穴
政治ジャーナリスト・後藤謙次 日本政府高官も、今回のテロで一番機敏に動いたのはプーチン大統領だとしている。それまでの立ち位置はG8からG7に代わったようにG7とは一歩距離を置き、いわば孤立化していたが、今回のテロをきっかけにG7寄りに一気に舵を切った。しかも敵の敵は味方とのポジションをとって、むしろ対シリア、対ISではロシアが逆に主導権をとるような勢いで立ち位置を見事に転換した。これは日本との関係にも微妙な影響を与える。安倍総理は来年の伊勢志摩サミットの議長なので、その際の議長国としてプーチン大統領とも向き合うことになる。これまではむしろ領土問題に厳しくあたるほうが自分の人気の維持になるということでG8に入ることにむしろ、プーチン大統領はひいていた。来年の伊勢志摩サミットにどういうタイミングで、前なのか、後なのか、それともサミットそのものにオブザーバー的に参加するのか、そういう意味で非常にプーチン大統領の動きは日本とのからみの中でも注目されることになりそうだ。
2015/11/22 テレビ朝日[報道ステーションSUNDAY]
長野キャスター 容疑者について一番えーって思うことは、この人4回もテロを起こしている。そういう人間が本当に自由に入国を行き来していたというのはどういうことなのかということ。
2015/11/22 テレビ朝日[報道ステーションSUNDAY]
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