【あの一言】
村山富市元総理に聞く!
村山富市元総理 安倍さんは反省とかお詫びとかいう言葉を使いたくない。もし談話を出すとすれば積極的平和主義というものに力点を置いて強調したい。これまで日本には平和憲法があり、戦争をしないということを前提にして平和外交をやってきた。(安倍さんとしては)アジアの危機に備えて積極的に軍隊を使ってでも平和のために力を尽くすというようなところに積極性をもっていきたい。そういうところに結ぶのだとすれば前段に誤りだったとかお詫びをするとかいれないとつながっていかない。使いたくないといえばさらに疑念を深めていくが、(そうした文言は)50年談話でも述べているし、60年談話でも述べているのだからなどとしてフタをしようとしている。
2015/07/25 テレビ東京[週刊ニュース新書]
田勢キャスター 反省というのは自分だけでできるもの。お詫びというのは相手が許すかどうかも入ってくる。どうも安倍さんの70年談話はお詫びの部分が抜けるのではないかということをかなりの人が心配していて、外国もそこを注目している。本当のことを言えば70年談話など出す必要はなかった。(70年談話は)村山談話のお詫びの部分をはずしたいというところから来ている。出すと言った以上、引っ込めるわけにはいかなくなった。
2015/07/25 テレビ東京[週刊ニュース新書]
村山富市元総理 憲法というのは70年間、日本の国是として日本を守ってきた。朝鮮戦争、ベトナム戦争があったりしたが日本は憲法で戦争に参加できないということで戦争に参加しないで済んだ。ある意味で日本を守ってきた。その憲法を解釈を変えて戦争のできる国にしようとしている。
2015/07/25 テレビ東京[週刊ニュース新書]
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