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スペシャル あの一言
2024年05月18日(土)
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【あの一言】
どうなるギリシャ情勢・「ユーロ離脱」「EU脱退」可能性と影響は
北海道大学大学院・遠藤乾教授
ロシアが(ギリシャに)手を出してくるのはちょっかい程度で、ギリシャの借金を全部肩代わりする程の能力も意思もロシアにはない。中国もギリシャに関心を持っているが、それは中国とEUとの貿易が非常に密なので、ヨーロッパ経済全体が地盤沈下すると中国にとっても困るということ。
2015/07/05 NHK総合[日曜討論]

北海道大学大学院・遠藤乾教授
大体こういう危機になるとEUは揺らいでつぶれて崩壊するという話にすぐなる。EUは平和と共存のために作られたというがこのストーリー立てが間違っていて、平和というのは確かにあるが、EUというのは他にも繁栄とか、なかなか日本で語られない権力とか、いろんな国が集まった1国では保存できない影響力を共同で確保する権力装置でもある。ドイツ、フランスのような大きな国ですら一国では例えばロシアのような国とは対抗できない。だからまとまって対抗しようということ。ギリシャの問題があっても複合的な目的だと揺るがない。そこのところきちんと分別して考えていくことが大事。
2015/07/05 NHK総合[日曜討論]

中川緑アナウンサー
EUは現在28カ国が加盟する政治経済の統合体。最大の理念は「平和と共存」で、20世紀の2度の世界大戦の反省を踏まえて設立されたフランスやドイツなどによる経済協力機関を母体としながら60年以上にわたり統合と拡大を続けてきた。ギリシャが加盟したのは1981年で10カ国目。このEUの通貨を統合する目的で、1999年に導入されたのがユーロで、現在19カ国が参加し、ギリシャは2001年から参加している。ユーロに参加した国は金融政策をECBに委ねることになる。一方で予算編成など財政政策は各国が独自に行う。ただ財政赤字をGDPの3%以下に抑えることなどが求められる。 ギリシャをめぐる国際社会の駆け引きも複雑さを増している。ロシアはギリシャまでパイプラインを建設して資金協力を行う用意があると、先月表明した。プーチン大統領は経済関係の強化でEUの分断を図る狙いがあるとみられる。また中国も港湾整備への大規模な投資を通じて、関係強化を図っていると指摘されている。
2015/07/05 NHK総合[日曜討論]

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