【あの一言】
人民元の国際化・その影響は
ニッセイ基礎研究所・櫨浩一 アジアインフラ投資銀行で中国の存在感、人民元の存在感がどんどん高まる方向にある。注目しているのはSDR(特別引き出し権)。今は米ドルとユーロ、ポンド、円の加重平均で決まっている。2010年に見直しの際に人民元を入れるべきとの話があったが見送られた経緯がある。ところが今回、人民元が入ってくる。それは中国の貿易・取引きが非常に大きくなっていること。各国とも人民元の価値を重視している。もうひとつはユーロ危機の時に中国から欧州がお金を借りたことがあり、中国の意向は無視できないことがある。今年の10月11月ぐらいにSDR見直しの発表がある。世界の外貨準備にも人民元が出てくるだろう。米国もこの流れを抑えきれない。
2015/03/25 テレビ東京[Newsモーニング・サテライト]
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