一番大事なのは年金の掛け金をいかに安全かつ効率的に運用するかということで、今までは国債に６割以上も偏っていた。こんなことをやっている国は世界中に日本以外どこにもない。リスクを分散してこれをどう管理、ガバナンスしていくか。こういう安全面をたくさん入れたものにしなければいけない。（運用について）どういう組み合わせでやっていくかについては専門家に任せて、我々は国民がこの仕組みで運用してくれるのならば、安全だろうという安心を持ってもらえるような仕掛けを作ることが大事であり、安全面を兼ね備えたものにするべきだ。我々は素人は配分を決めたり、株を増やせとかは言うべきではない。その（専門家に任せる）ためには独立性と自主性を高める必要があり、政治が手を突っ込んでいるというふうに疑われてはならない。

2014/09/21　TBSテレビ[時事放談]

証券市場は非常に重要だが、安倍総理は株価ばかりに目が行き過ぎているように見える。戦後７０年の総理でこれだけ株、株と言った総理はいない。国債は金利の変動リスクはあるが、満期になった時にはちゃんと元本を返してくれる。元本も返せないようであれば、それは国の破綻だ。ところが会社の方は場合によっては変なふうになってしまう会社もあるので限度がある。国債は最終的には補填されるので絶対安全だが、株は会社によってはなくなってしまう。

2014/09/21　TBSテレビ[時事放談]