新型コロナウイルス、今日発表された全国の新たな感染者数は４０００人を超えた。
これは緊急事態宣言中の１月２８日以来の数字ということになる。
大阪では２日連続の１０００人台。
重症者の数が病床の数を上回るという事態になっている。
７月２３日の東京オリンピック開幕まであと１００日となった今日。
国立競技場や東京タワーなど、都内の観光名所はオリンピックのシンボルカラーにライトアップされた。
ライトアップに先駆けて行われた記念セレモニー。
都庁では大会マスコットのモニュメントが披露された。
しかしこのモニュメント、当面は感染拡大防止のため公開されない。
今日５９１人の新規感染者が確認された東京。
新たに７２人が変異ウイルスに感染していたことも確認された。
こうした変異ウイルスの広がりなどにより医療現場への負担は増加。
その結果、オリンピック開催に必要とされるおよそ１万人の医療スタッフの確保が難しくなっている。
平成立石病院では当初８人の医師を大会に派遣する予定だったが、感染状況を受けて２人の派遣を取りやめた。
他にも複数の病院を取材すると、一度派遣要請を断った、派遣人数を半分以下にしたいなどとの回答があった。
東京スカイツリー、都庁、東京・高山、東京・渋谷の映像。
東京都・小池百合子知事、平成立石病院救急科・大桃丈知医師のコメント。
提供：国立感染症研究所。

関西を中心に新型コロナウイルスの感染急拡大が止まらない。
きょうの感染確認は大阪府で１１３０人、兵庫県で５０７人と、いずれも２日連続で過去最多を更新。
また、５９１人の東京都をはじめ、愛知県と神奈川県では２回目の緊急事態宣言が解除されて以降、感染確認が最も多くなった。
きょうはこれまでに全国で４３１２人の感染が発表され、今年１月２８日以来４０００人を超えた。

新型コロナウイルスの感染拡大は第４波に突入。
大阪の新規感染者は２日連続で１０００人を超えている。
大阪府は緊急の対策本部を開き、府内の学校に対し、クラブ活動の自粛やオンライン授業の活用を要請することを決めた。
大阪では重症患者用に用意されている病床の使用率が９５％を超えている。
吉村知事は、今後、まん延防止措置の効果があらわれなければ国に緊急事態宣言を要請する考えを示した。
東京では５９１人の感染を確認。
先月の緊急事態宣言の解除後最多で１４日連続で前の週を上回っている。
きょう開かれた厚生労働省の専門家組織の会合では感染者に占める変異したウイルスの割合について予測発表され、来月には首都圏で９割大阪、京都、兵庫などではほぼすべての感染が変異ウイルスになるものとしている。
日本医師会・中川俊男会長は「早期の緊急事態宣言の発令も必要だ」とコメント。