岸信夫防衛相は宇宙空間での安全保障を担う航空自衛隊・宇宙作戦隊を防衛大臣として初めて視察した。
宇宙作戦隊は人工衛星が、他の衛星や宇宙ごみなど衝突しないか監視するほか、衛星を攻撃する兵器に対応するなど宇宙空間という新たな領域での安全保障を担うため去年５月に東京・府中基地に設置された専門部隊。
岸防衛相は衛星の接近事例の分析や新規衛星の飛翔経路の確認など日頃の訓練について説明を受けたほか、防衛省が２０２３年度の運用開始を予定している宇宙空間での常時監視システムの確立に向け準備を進めていくよう隊員らに訓示した。
岸防衛相は「宇宙利用の優位を確保するための能力強化に取り組むわけだが、米国とのしっかりとした連携を取っていく」と述べた。