２０１９年以来、一つ星をキープしている「Ｖｉｒｔｕｓ」の神崎千帆シェフは、悩んだ末に去年１２月からテイクアウトを始めた。
売り上げは通常営業と比べて２割ほどにしかならないが、テイクアウトを続けるのは「お客さんの存在があるから」だという。
フランス政府はレストランなどに対し、月額最大１万ユーロ（約１２６万円）などの補償を出し、休業した従業員の給与約７割を助成している。
それでも飲食店側から早期の営業再開を望む声は強く、フランス全土で７０％以上の店が赤字覚悟でテイクアウトを行っているとされている。
神崎シェフは「この時間を大切に使いたい」とコメント。
フランスのレストラン文化は必ず復活すると信じ、前を向いている。
営業禁止措置に対するデモの映像。