近畿大学医学部・東賢一准教授を中心とする研究グループが発表したのは、新型コロナウイルスの感染予防におけるマスクやフェースシールドの重要性。
組み合わせれば医療現場でも感染リスクを９９％以上低減可能という。
医療現場を想定したシミュレーションの結果、もっとも感染リスクが高いのは飛まつによる感染。
東准教授は「空気感染は飛まつ感染、接触感染に比べてかなり低い。０～１％ぐらい」と述べた。
医療従事者のみサージカルマスクをつけた時の感染リスクは６３～６４％に低減。
医療従事者のみがサージカルマスクに加えフェースシールドも着用した場合は、感染リスクが９９．９％以上低減。
医療従事者が何もつけていない状態で、患者のみサージカルマスクを着用した場合でも感染リスクが９９．９９％以上低減。
東准教授は「家庭でもマスクを着けてもらえれば効果はあると思う」と述べた。
体調に不安を覚えたら、家庭内でもマスクをつけ換気をすることで、家庭内感染のリスクを下げる効果が期待できる。
マスクの種類に注意。
ガーゼや不織布でも一定の効果が得られるというが、より感染リスクを下げるためにサージカルマスクの使用を勧める。