フランスではワクチン接種が遅れている。
当初、高齢者への接種の説明から同意の取りつけまでに５日間かけていたことや、看護師の人手不足が指摘されている。
根本的な原因として心配されているのがワクチンへの不信感。
高齢者施設の入所者への調査では「接種したくない」が３８％。
それが一般の人となると世界１５ヵ国での調査で「ワクチン接種に同意する」と答えた人が英国は７７％、米国は６９％、ドイツは６５％、イタリアは６２％、日本は６０％。
フランスは４０％と最も低い。
不信感の源は過去のフランスへの薬害や製薬会社の不正などが影響している。
そこにマスクの備蓄不足や死者、感染者の増大など、コロナ禍で次々と明らかになった政権側の対応のまずさが不信感に拍車をかけている。
フランス政府は今月中に接種会場を７００ヵ所とし、１００万人接種を実現するとしているが、実態を伴うか疑問視されている。
パリ市民のコメント。
フランス・ジャンカスティック首相の映像。
（中継）フランス・パリ。