フランスの現状は来月にもワクチン接種を始めたいとする日本にも１つの教訓となる。
フランスではＥＵ（ヨーロッパ連合）で共同調達したワクチンを使って先月２７日から接種を開始。
２週間余り経ったが１４日現在、接種数は約３１万人にとどまっている。
同じ日にスタートしたイタリアの９３万人、ドイツの８４万人とは大きな差があり遅れが目立っている。
開始１週間では４００～５００人しか受けておらず、ようやくこの数字になってきた。
今月７日にパリ郊外のイベントスペースに病院以外で初めてできた接種会場では医療従事者などに１日５００人の接種を目指しているが、地元市長は他国に比べて遅れている現状に危機感を募らせる。
ポワシー市・カールオリーブ市長は「ワクチン接種を進めることが大切。失敗すればフランスは未曽有の健康と経済危機に陥り続ける」と述べた。
フランス・ポワシー市、パリ市内の映像。
（中継）フランス・パリ。