日本全国での新型コロナの重症者は９２０人と過去最多となり、医療現場で深刻な状況が続いている。
こうした中、重症者が増えている理由について、千葉県成田市の国際医療福祉大学成田病院・津島健司副院長は「（非常に）待たされている患者さんが多くて、その間に重症化している人がいるなと」と話し、今、受け入れ先が見つからず自宅療養などせざるを得ない入院待機者が急増し、その待機中に重症化するケースがあるという。
都内で訪問診療を行っている赤坂慶友クリニック・稲村俊明院長は「現在、１週間以上たってますけど、いまだに入院ができずにいる状況です」と話していて、かかりつけの患者が感染し入院を待っている状態だという。
都内の陽性者の療養状況も、自宅療養や入院先を調整中の人が先週水曜日からおとといまでの間でほぼ倍増し、感染者の増加に伴い爆発的に増えている。
モニタリング会議によると、入院・療養等調整中の人が３５１６人（１月６日）から６５４６人（おととい）に増加、自宅療養の人が４９０１人（１月６日）から８４１４人（おととい）に増加。
千葉・成田市・国際医療福祉大学成田病院の映像。
映像提供：国際医療福祉大学成田病院。