中東などのアラブ諸国で民主化を求める市民のデモにより独裁的な政権が次々倒れた民主化運動「アラブの春」から１０年。
その発端となった北アフリカのチュニジアはアラブの春唯一の成功例と呼ばれているが１０年経った今、経済は低迷している。
そのため多くの若者が仕事を求めてヨーロッパを目指し密航という危険な道を選んでいる。
チュニジア・ザルジスは密航の拠点となっている。
チュニジアでは２０１１年、独裁的なベンアリ政権が崩壊。
しかし経済は一向に改善されず失業率は１６％を超え。
コロナが追い打ちをかける。
失業する若者に目をつけたのがブローカー。
国連はイタリアに到着した密航者は３万４０００人余りとしている。
ヨーロッパに行っても職が見つかるとは限らない。
チュニジア・チュニス、イタリア・ランペドゥーザの映像。