（中継）モスクワ。
去年化学兵器の神経剤で襲われたとみられているロシアの野党勢力の指導者・アレクセイナワリヌイ。
今ドイツで療養を続けているが近くロシアへ帰国しプーチン政権に対抗していく考えを示した。
ナワリヌイは旅客機で移動中に突然意識を失った後ドイツで療養を続けていた。
毒殺未遂容疑をかけられたロシア政府だが、プーチン大統領は年末の記者会見で「彼に毒を盛る必要が誰にあるというのだ。もし望めば最後までやり切ったはずだ」と失笑。
これはロシア指導者を攻撃する罠だと述べた。
ロシア当局はナワリヌイを詐欺容疑で立件したと発表、帰国すれば身柄を拘束されるおそれもある。
これについてナワリヌイは「プーチンはヒステリックになっている」と反応している。
ナワリヌイとしては新型コロナウイルスの影響で経済が低迷している今こそ国民の不満をすくい上げ、政権批判につなげることや、反プーチン運動につなげたい考え。
世界が注目するナワリヌイを拘束するのかどうか、今回の帰国はナワリヌイがプーチン政権に突き付けた“挑戦状”のようなものにも見える。
ナワリヌイのインスタグラム、モスクワの映像。