過去２番目の９８５人の感染が確認された神奈川県。
医療機関の病床がひっ迫する中、神奈川・横浜市では救急搬送した患者の受け入れ先がなかなか決まらない搬送困難のケースが急増している。
横浜市消防局によると患者の搬送先が決まるまでに病院への照会が４回以上あったケースなど搬送が困難な事例は今月１０日までの１週間で１８６件に上り前の年の同じ時期の２．２倍に増えた。
横浜市消防局救急課・長谷部宏光担当課長は「搬送困難事案は５％程度。９５％以上は救急事案に対応できている」と述べた。
病床のひっ迫を受け県は、感染が確認された患者を受け入れていない病院で入院中や外来の患者の感染が新たに分かった場合は原則としてその病院で治療を行うよう要請。
さらに可能な場合は新たな患者の受け入れも検討してほしいと要請している。
神奈川県医療機器対策統括官・阿南英明医師は「それぞれの病床は１つとか２つでもいいと思う。全体として病院数が多かったら数になる」と語った。