ＳＮＳには新型コロナ陽性者か濃厚接触者とみられる投稿者から「管轄の保健所から連絡が来ない」など複数の訴えが。
番組は宮城県在住の２０代女性を取材。
友人がコロナ陽性となり保健所から濃厚接触者に認定されたとの連絡があったが、ＰＣＲ検査の日時や場所については待ってほしいと言われたままきのうで４日経過。
こうした中、おととい女性の体調に異変があり救急車を呼んだが、熱は治まっていたため搬送先から「保健所から連絡が来るまで自宅療養してほしい」と言われたという。
東京歯科大学市川総合病院・寺嶋毅教授は「現在、重症者も増え人的余裕がないところ（保健所）は、年齢であるとか無症状ということでどうしても後回しになってしまう」と述べた。
さらにＰＣＲ検査の現場も一部でひっ迫との証言もあり、大手検査会社と契約を交わしている池袋大谷クリニック・大谷義夫院長によると「１日のＰＣＲ検体の処理は３５００程度は可能だったはずなのだが、年が明けて１日４０００～５０００の検体の依頼が来るためにキャパシティーをオーバーしている状況」と述べた。
私たちが今できることは？との問いに、寺嶋教授は「昼食は一人で食べるといった配慮もしていただきたい。家にいるとき、会話の時でもマスクをするなど一人一人の努力が大切な時期」と述べた。
全国の感染者３０万人超、１１都府県への緊急事態宣言について言及。