新型コロナウイルス感染急拡大の影響は、大相撲にもある。
大相撲初場所では、異例の大量休場。
日本相撲協会・八角理事長は「複数の感染者が判明し多大な心配をかけたことをおわび申し上げます」と挨拶。
日本相撲協会は初場所前、協会員約９００人にＰＣＲ検査、新たに力士５人の陽性を確認。
横綱・白鵬の感染を確認、休場となった。
陽性者と同部屋力士は濃厚接触者の可能性があり、４部屋６５人の力士が初場所全休となった。
横綱・鶴竜もけがで休場。
十両以上の関取は、戦後最多１６人休場となった。
取組数は激減、観客数は半分以下、土俵入りも距離をとった。
角界では、佐渡ヶ武部屋・元序二段力士・琴貫鐵の引退の決断が物議を醸している。
引退の理由について、琴貫鐵はＳＮＳで「コロナの中で相撲を取るのは怖い」「協会から、コロナが怖いで休場は無理と言われ、出るか辞めるかの選択肢しかなかった」と説明（日刊スポーツ）。
日本相撲協会・芝田山広報部長は「会社では、コロナが怖いで出社しなければ仕事にならない。協会は安全対策をとってきた。対応できないなら本人が出処進退を考えるしかない」と説明（スポーツニッポン）。
写真：日刊スポーツ、時事。
デイリースポーツ、日刊スポーツ、サンケイスポーツ、スポーツ報知の映像。